
監修者
木村太一 / 留学FACTORY代表
フィリピンの語学学校へ現地就職。その後、旅系YouTuberとして毎年10カ国を回る。現在は旅系YouTuberの活動と並行して、手数料ゼロの留学エージェント「留学FACTORY」を運営。フィリピン・セブ島を中心に留学をサポート。
留学を考えている社会人
『アメリカ留学は高いって聞くけど、フィリピンと実際どれくらい違うんだろう。学校のサイトで授業料だけ見ると、そこまで差がない気もするんだよな…どっちを選べばいいのか分からない』
こういった疑問に答えます。
本記事では、アメリカ留学とフィリピン留学の費用の違いが分からず迷っている社会人・大学生の方に向けて書いています。語学学校に通う語学留学を前提に、1ヶ月の費用を項目ごとに分解しました。
先に結論から。1ヶ月の総額の目安はこうなります。
①フィリピン: 35〜50万円(標準的な条件の場合。授業料・学生寮・1日3食・往復航空券込み)
②アメリカ: 50〜70万円(授業料・滞在費・食費込み。往復航空券・ビザ関連費・保険は別)
数字だけ見れば差は歴然です。ただ、今日この記事から持ち帰ってほしいのは、この数字そのものではありません。覚えて帰ってほしいのは次の一文です。
アメリカとフィリピンの費用差は、授業料の単価の差ではなく「1つの支払いに何が含まれているか」という構造の差から生まれる。
フィリピンは授業料・学生寮・1日3食が、学校への1本の支払いにまとまっています。だから渡航前に総額がほぼ確定する。一方でアメリカは、授業料・滞在費・食費・ビザ関連費・航空券がすべて別会計です。だから最初に見た見積もりの数字が小さく見えても、渡航後にじわじわ膨らむ。
つまり2国の見積もりを比べるときは、金額そのものではなく「込みの範囲を揃えてから」比べる必要があるということです。ここを飛ばすと、比較そのものが成立しません。
なお記事内の金額はすべて2026年8月上旬時点の目安で、換算は1米ドル≒157円 / 1フィリピンペソ≒2.6円としています。為替も授業料も変わるので、申込前には最新の条件を必ず自分で確認してください。
では見ていきます。
アメリカ留学とフィリピン留学の1ヶ月の費用比較|まず「含まれるもの」を見る
結論から言うと、比較表は金額の列だけを見てはいけません。見るべきは「その金額に何が含まれているか」の列です。
| 項目 | フィリピン | アメリカ |
|---|---|---|
| 1ヶ月の総額の目安 | 35〜50万円 | 50〜70万円 |
| その金額に含まれるもの | 授業料・学生寮・1日3食・往復航空券 | 授業料・滞在費・食費 |
| 別途かかるもの | SSP(就学許可証)などの現地費用、寮のデポジット、電気・水道代、空港ピックアップ、海外旅行保険、教材費 | 往復航空券、ESTA(電子渡航認証)またはF-1(学生ビザ)関連費、海外旅行保険、教材費 |
| 授業料の内訳のかたち | 学生寮・1日3食とセットで1ヶ月あたり約21〜42万円。授業料単体の数字は基本的に出てこない | 授業料だけで1ヶ月17〜30万円(学校差が大きい)。滞在費と食費は別 |
| 支払いのかたち | 学校への1本の支払いにまとまるパッケージ型 | 項目ごとに別会計の積み上げ型 |
※金額はすべて2026年8月上旬時点の目安です。
ここで大事なのは、フィリピンの35〜50万円には往復航空券まで入っていて、アメリカの50〜70万円には入っていないという点です。同じ「1ヶ月の費用」という言葉でも、指している範囲がまったく違います。
『いやいや、それなら航空券を足せばいいだけでしょ』と思いますよね。もちろんそうなんですが、話はそこで終わりません。アメリカの場合はここにビザ関連費が乗ってくるうえ、その額がコース次第で大きく変わります。この点は後半で詳しく書きます。
なおフィリピンの総額は、部屋タイプ(1人部屋か4人部屋か)・コース・渡航時期(ハイシーズンかオフシーズンか)の幅を広く取ると24〜52万円まで動きます。これらを極端に振らない標準的な条件なら、35〜50万円のレンジに収まることが多いかなと思います。
費用の差はどこから生まれるのか|パッケージ型と積み上げ型
ここがこの記事の核心です。結論、フィリピンは授業料・学生寮・1日3食が1本の支払いにまとまるパッケージ型、アメリカは授業料・滞在費・食費が別会計になる積み上げ型。この支払いのかたちの違いが、そのまま費用の差になります。
フィリピンはパッケージ型|1本の支払いに寮と食事まで入る
フィリピンの語学学校は、授業料と学生寮と1日3食が1つの料金にまとまっているのが基本です。この1本で約21〜42万円。つまり住む場所と毎日の食事の心配が、申込の時点で片付きます。
これが効くのは、生活費が読めるという点です。家賃も食費も、渡航後に「思ったよりかかった」が起きにくい。予算のブレが小さいので、社会人が有給と貯金の範囲で計画を立てやすいんですよね。
もちろん学校への支払い以外にゼロというわけではありません。SSP(就学許可証。フィリピンで外国人が語学学校に通うために取る許可のこと)などの現地費用や、寮のデポジット、電気・水道代は別にかかります。教材費も別途かかることがあります。とはいえ、どれも生活の土台を揺るがす額ではありません。
アメリカは積み上げ型|項目ごとに別会計で増えていく
一方でアメリカは、授業料は授業料、滞在は滞在、食事は自分持ち、という分かれ方をしています。
授業料が1ヶ月17〜30万円。ホームステイの滞在費が月$800〜1,500(約12〜24万円)で、こちらは2食付きが一般的です。食費などの生活費が月5〜10万円程度。この3つを単純に足すと34〜64万円です。総額の目安として50〜70万円を挙げているのは、都市部の学校を選ぶと授業料も滞在費もレンジの中位以上に寄りやすいからで、学校と都市を絞り込めば下振れもします。
そしてこの50〜70万円には、往復航空券もビザ関連費も海外旅行保険も入っていません。
つまり構造として、アメリカは別会計になっている支出の1つ1つが大きいということです。フィリピンにも別途の項目はありますが、SSPやSSP E-CARD、寮のデポジット、電気・水道代を全部足しても5万円前後の世界。アメリカは航空券だけで10〜30万円、F-1が必要なら約8.4万円が上に乗ります。項目の数ではなく、別会計になっている金額の桁が違うんですね。
差を分けているのは、授業料そのものの高い安いではありません。1回の支払いがどこまでの範囲をカバーする設計になっているか、という違いです。
項目別に比べる|授業料・滞在費・ビザ関連費・航空券
結論、差が大きく出るのは授業料そのものより、滞在費とビザ関連費と航空券です。では、項目ごとに分解します。
授業料|単体で比べると、実は思ったほど離れていない
アメリカの授業料は1ヶ月17〜30万円。学校による差がとても大きいので、これはあくまで中心的なレンジと考えてください。
対してフィリピンは、授業料が学生寮と1日3食とセットになった約21〜42万円という形で提示されます。単体の授業料だけを切り出した数字は基本的に出てきません。
『え、じゃあフィリピンのほうが高いこともあるの?』と思うかもしれません。ここが誤解の入り口です。フィリピンの21〜42万円は1ヶ月の住居費と食費を丸ごと含んだ額なので、アメリカの授業料17〜30万円と同じ行に並べて比べる数字ではないんです。
比べるなら、アメリカ側は授業料に滞在費と食費を足してから並べる。これで初めて土俵が揃います。
滞在費と食費|アメリカは都市と滞在先で大きく動く
アメリカのホームステイは月$800〜1,500(約12〜24万円)。2食付きが一般的なので、残り1食と外食ぶんが食費として月5〜10万円程度、というのが標準的な組み立てです。
ここで注意したいのが都市差です。ニューヨークやロサンゼルスの中心部の学生寮やシェアハウスは、月25〜30万円まで上がることがあります。憧れの都市を選んだ瞬間に、滞在費だけで総額の見え方が変わるということですね。
フィリピン側で滞在費に相当するのは、部屋タイプの選択です。1人部屋は4人部屋より月5〜8万円ほど上乗せになるのが目安。逆に言えば、部屋タイプを動かしても振れ幅はこの範囲に収まります。
あわせて電気・水道代が月1,000〜2,000ペソ(約2,600〜5,200円)、寮のデポジットが約4,000ペソ(約1.0万円)、空港ピックアップが1,000〜1,500ペソ(約2,600〜3,900円)ほど。ピックアップは学校によっては無料です。
ビザ関連費|ここが最大の分かれ目です
フィリピンは、日本国籍なら30日以内の滞在はビザ不要です。ただし語学学校に通うにはSSPが必須で、7,500〜8,000ペソ(約2.0〜2.1万円)。あわせてSSP E-CARD(SSP取得者に発行される身分証カードのこと)が4,000〜4,500ペソ(約1.0〜1.2万円)かかります。2つ合わせて約3万円台が、フィリピン側のビザ関連費のおおよその総額です。
30日を超えるなら現地で延長申請をします。費用の目安は8週間までで約4,140ペソ(約1.1万円)、12週間までで約9,550ペソ(約2.5万円)です。
アメリカはここで差が一番はっきり出ます。まずESTA(電子渡航認証。オンラインで取る入国の事前承認のこと)なら$40.27(約6,300円)で済みます。ただしESTAで語学学校に通うには、滞在90日以内であることと、授業が週18時間未満であることの両方を満たす必要があります。どちらかを外れるとF-1(アメリカの学生ビザ)が必要です。
ここでいう週18時間は実時間で数える条件です。1コマ50分の学校ならコマ数に直すと週21コマ前後が境目になるので、コマ数のまま数えると判断を誤ります。
そしてもう1つ。2つの条件を満たしていれば必ず入国できる、という意味ではありません。最終的な判断は入国審査になりますし、そもそもESTAでの受け入れをしていない学校もあります。申込前に学校側へ確認してください。
F-1が必要になった場合はこうです。
①SEVIS I-901手数料 $350(約5.5万円)。SEVISはアメリカが留学生の在籍状況を管理するシステムで、その登録料のこと
②ビザ申請料 $185(約2.9万円)。オンライン申請書(DS-160)を出したうえで払う、面接を受けるための手数料のこと
③合計 $535(約8.4万円)。ここに写真代や書類の準備費が別途かかる
つまりコース選び1つで、6,300円が8.4万円に化けます。フィリピンのSSPとSSP E-CARDは、2つ足してもこのF-1関連費には届きません。
しかもフルタイムに近い語学コースは週18時間を超えることが多いので、「1ヶ月だけだから大丈夫」とは言えません。判断基準は日数ではなく、申し込むコースの週あたりの授業時間です。
往復航空券|倍率は似ているが、動く金額の桁が違う
フィリピンはハイシーズン(8〜9月)で8〜10万円、オフシーズンのセールなら3万円台のこともあります。
アメリカも同じく3倍前後に動きます。夏の繁忙期は往復30万円超になることもあり、閑散期の直行便なら10万円台のこともあります。違うのは倍率ではなく、動く金額の桁のほうですね。
社会人が休みを取りやすい時期は、だいたい繁忙期と重なるんですよね。ここは最初から高いほうの数字で予算に織り込んでおくべし。
渡航前に確定する固定費|滞在が短いほどアメリカは不利になる
結論、アメリカは渡航前に確定してしまう固定費が大きい。具体的にはビザ関連の手数料と航空券です。
この2つは、滞在が1週間でも1ヶ月でも金額が変わりません。F-1が必要なら$535(約8.4万円)は1週間の留学でも同じ額。夏の繁忙期に往復30万円超の航空券を買うなら、それも滞在日数とは無関係に同じ額です。
つまり滞在が短いほど、この固定費が少ない日数に割り振られることになります。1日あたりの単価は、短くすればするほど跳ね上がる。
『短く行けば安く済むでしょ』と思いますよね。授業料と滞在費だけを見ればそのとおりです。でも固定費は削れないので、短期にするほど「留学の中身に払っているお金」の割合が下がっていきます。
フィリピンはこの点が逆です。ビザ関連費はSSPとSSP E-CARDで、F-1関連費に届かない水準。航空券もハイシーズンで8〜10万円の目安です。固定費が小さいので、1週間や2週間でも計画として成立しやすい。
なので、1週間・2週間の短期を考えている社会人にとっては、費用の面でフィリピンが組み立てやすい選択肢になりやすいです。とはいえ「どうしてもアメリカの街で過ごしたい」という目的があるなら話は別で、そのときは航空券が固定費として乗ることを最初から織り込んでおけばOKです。
アメリカ留学とフィリピン留学では、同じ1ヶ月で受けられる授業の中身が違う
結論、フィリピンはマンツーマン中心で1日6〜8コマ、アメリカはグループ中心で1日4〜6コマです。費用の話をするなら、支払った金額で何が買えるかまで見ないと片手落ちですよね。
フィリピンは1コマ50分で、1日4〜8コマを選べる学校があります。標準は1日6〜8コマ。しかもマンツーマン(講師1人に生徒1人で受ける授業形式のこと)が中心です。
アメリカは1日4〜6コマが平均で、グループレッスンが中心になります。
つまり同じ1ヶ月でも、自分が実際に英語を話している総量には差が出ます。コマ数そのものの差に加えて、グループだと1コマのなかで自分が発話している時間は当然短くなるからです。
とはいえ、これは「フィリピンに行けば話せるようになる」という意味ではありません。話す機会が構造的に多い、というだけの話です。そこは正直に書いておきます。
費用対効果という言葉を使うなら、分母の金額だけでなく分子の授業時間まで揃えて見る。これが正しい比べ方かなと思います。
それでもアメリカを選ぶ理由|費用では測れない部分
ここまで費用の話ばかりしてきたので、公平にアメリカの強みも書いておきます。安いほうが常に正解、という記事にはしたくないので。
多国籍な環境という点ではアメリカに分がある
結論、アメリカは集まってくる学生の出身地が散らばりやすく、共通語が英語しかない環境を作りやすいです。対してフィリピンの語学学校は、日本・韓国など東アジア圏の学生の比率が高い学校が多いです。同じ国の人が多いと安心感はある反面、教室の外で日本語に戻ってしまいやすい。
共通語が英語しかない環境に身を置きたいなら、ここは明確な差になります。
英語圏の日常生活そのものを体験できる
買い物、交通機関、地域のイベント。教室の外が全部英語という環境は、英語圏の国でしか手に入りません。
授業で習った言い回しを、その日の夕方に店で使ってみる。この往復ができるのは大きいです。生活そのものが教材になる、という言い方が近いかなと思います。
大学やコミュニティカレッジへの進学パスウェイがある
アメリカには、大学や2年制のコミュニティカレッジへの進学パスウェイ(語学学校から提携先の大学へ進むルートのこと)を持つ語学学校があります。語学学校の修了を条件に、そのまま入学できる仕組みです。
将来的に学位を取りたい、専門分野を英語で学びたいという目標があるなら、語学留学をその入り口として設計できます。これは費用の比較では出てこない価値ですね。
誤解が多いところ|アメリカに「働きながら語学留学」の枠組みは基本的にありません
結論、日本とアメリカの間にワーキングホリデー制度は存在しないので、働きながらの語学留学という組み立ては基本的にできません。オーストラリアやカナダのイメージで「アメリカでも働きながら」と考えている方がときどきいますが、その枠組み自体がないんです。
よく混同されるのがOPT(専攻分野に関連した職務経験を積むための就労許可のこと)ですが、これは学位課程で学ぶ学生のための制度で、英語研修だけの課程は対象になりません。語学学校に通うことがOPTにつながる、という道はないわけですね。
つまりアメリカ留学は、資金計画を渡航前に完結させておく前提で組み立てる必要があります。「現地で稼いで補う」という選択肢が最初からない、ということです。
期間別の考え方|1〜2週間 / 1ヶ月 / 3ヶ月以上
では、取れる休みの長さ別に整理します。
1〜2週間なら
結論、フィリピンが現実的です。
理由は前に書いたとおりで、アメリカは固定費が滞在日数に関係なく発生するからです。1〜2週間ならアメリカでもESTAで足りる場合が多いので、ビザ関連費は6,300円で収まります。効いてくるのは航空券のほうです。繁忙期の往復は30万円超になることもあり、これは滞在が1週間でも2週間でも同じ額。留学の中身に払う金額より、移動に払う金額のほうが大きくなりやすいのが2週間という長さです。
フィリピンは往復航空券がハイシーズンでも8〜10万円、ビザ関連費もSSPとSSP E-CARDの範囲。しかも30日以内の滞在ならビザ自体が不要です。短い休みでも成立します。
1ヶ月なら
結論、どちらも候補になります。ここは目的で決めてOKです。
費用を抑えて話す量を最大化したいならフィリピン。多国籍な環境や英語圏の生活体験を優先するならアメリカ。総額の目安はフィリピンが35〜50万円(往復航空券込み)、アメリカが50〜70万円に航空券とビザ関連費を足した額です。
ただしアメリカを選ぶなら、申込前にコースの週あたり授業時間を必ず確認してください。週18時間の線を超えるかどうかで、ビザ関連費が6,300円と8.4万円のどちらになるかが決まります。1ヶ月でも例外ではありません。
3ヶ月以上なら
結論、どちらを選んでも手続きは重くなるので、目的から逆算する段階です。
フィリピンは30日を超えた時点で現地での延長申請が前提になります。8週間までで約4,140ペソ(約1.1万円)、12週間までで約9,550ペソ(約2.5万円)が目安。滞在が長くなると、ここにACR I-Card(外国人登録証。フィリピンに長く滞在する外国人が取得する身分証のこと)などの手続きが別に必要になります。この費用が上の延長費用に含まれているかどうかは学校によって案内が違うので、見積もりのどこに入っているかを確認してください。
アメリカは3ヶ月となると、90日の線とフルタイムのコースという2つの条件から、F-1が前提になる場面が増えます。手続きの期間も見込んでおく必要があります。
長期になるほど1ヶ月あたりの単価は下がるのが一般的なので、1ヶ月の目安を単純に3倍・6倍しないでください。期間ごとの料金表で確認するのが確実です。1ヶ月の内訳をもっと細かく見たい方は、当ブログのフィリピン留学1ヶ月の費用の記事も参考にどうぞ。
アメリカとフィリピンの見積もりを正しく比べる5ステップ
最後に、この記事の結論をそのまま使えるチェックリストにしておきます。金額を並べる前に、この5つを順番に埋めてください。
①その金額に授業料以外の何が入っているか書き出す。フィリピンなら学生寮と1日3食が入っているか、アメリカなら滞在費と食費が入っているか
②往復航空券を両方に足す。フィリピンはハイシーズン8〜10万円、アメリカは繁忙期30万円超もありうるので、行く時期の数字で入れる
③ビザ関連費を両方に足す。フィリピンはSSPとSSP E-CARD、アメリカはESTAで足りるのか、F-1で約8.4万円かかるのかを先に確定させる
④海外旅行保険を両方に足す。1ヶ月で約1〜2万円が目安。ただしアメリカは医療費の水準が高いぶん保険料も上がりやすく、学校が指定の保険への加入を求める場合もあるので、同じ金額で見積もらないでください
⑤その総額を、実際に受けられる授業の総時間(コマ数×1コマの分数)で割ってみる。コマの長さは学校で違うので、コマ数ではなく時間に直してから割るのがコツです。フィリピンは1日6〜8コマでマンツーマン中心、アメリカは1日4〜6コマでグループ中心
『そこまでやる必要ある?』と思いますよね。あります。というのも、①を飛ばしただけで比較が逆転することがあるからです。フィリピンの35〜50万円には航空券が入っていて、アメリカの50〜70万円には入っていない。この一点だけで、差は見た目より広がります。
繰り返しですが、アメリカとフィリピンの費用差は授業料の単価の差ではありません。1つの支払いに何が含まれているかという構造の差です。だから比べるときは、金額ではなく込みの範囲を先に揃える。
そのうえで、為替も授業料もビザの条件も変わります。この記事の数字は2026年8月上旬時点の目安なので、申込前には必ず最新の条件を自分で確認してください。
アメリカとフィリピンで迷っているなら
僕たちが運営する留学FACTORYは、エージェント手数料ゼロで留学をサポートしています。
対応しているのはフィリピンとアメリカを含む12ヶ国。どちらの国もお取り扱いがあるので、片方の国しかご案内できないということはありません。カウンセリングから留学中、帰国後までサポートする体制です。
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よくある質問
アメリカ留学とフィリピン留学では1ヶ月の費用にどれくらい差がありますか?
結論から言うと、1ヶ月の総額の目安はフィリピンが35〜50万円、アメリカが50〜70万円です。ただしこの2つの数字は、そのまま並べて比べられるものではありません。フィリピンの35〜50万円には授業料・学生寮・1日3食に加えて往復航空券まで含まれていますが、アメリカの50〜70万円は授業料・滞在費・食費までで、往復航空券とビザ関連費は別だからです。アメリカ側に往復航空券を足すと、夏の繁忙期なら30万円超になることもあります。さらにコース次第でF-1学生ビザが必要になれば約8.4万円が上乗せされます。つまり込みの範囲を揃えて比べると、差は表面上の数字より広がります。金額は2026年8月上旬時点の目安で、換算は1米ドル≒157円としています。最新の条件は必ず自分で確認してください。
フィリピン留学の費用には何が含まれていますか?
授業料・学生寮・1日3食の3つが、学校への1本の支払いにまとまっているのが基本です。金額の目安は1ヶ月で約21〜42万円。住む場所と毎日の食事が申込の時点で片付くので、渡航後に生活費が想定外に膨らみにくいのが特徴です。ここに往復航空券を足すと、条件の振れ幅も含めて24〜52万円。部屋タイプ・コース・渡航時期を極端に振らない標準的な条件なら、35〜50万円のレンジに収まることが多いかなと思います。別途かかるのは、SSP(就学許可証)が7,500〜8,000ペソ(約2.0〜2.1万円)、SSP E-CARDが4,000〜4,500ペソ(約1.0〜1.2万円)、寮のデポジットが約4,000ペソ(約1.0万円)、電気・水道代が月1,000〜2,000ペソ(約2,600〜5,200円)、空港ピックアップが1,000〜1,500ペソ(約2,600〜3,900円)ほどです。ピックアップは学校によっては無料。教材費も別途かかることがあります。部屋タイプを1人部屋にする場合は、4人部屋より月5〜8万円ほど上乗せになるのが目安かなと思います。金額はいずれも2026年8月上旬時点の目安なので、申込前には最新の条件を確認してください。
アメリカ留学のビザ代はいくらかかりますか?
コース次第で大きく変わります。ESTA(電子渡航認証。オンラインで取る入国の事前承認のこと)で済むなら$40.27(約6,300円)です。ただしESTAで語学学校に通えるのは、滞在が90日以内であることと、授業が週18時間未満であることの両方を満たす場合のみ。どちらかを外れるとF-1(アメリカの学生ビザ)が必要になります。なおこの週18時間は実時間で数える条件です。また2つを満たしていれば必ず入国できるという意味ではなく、最終的な判断は入国審査になります。F-1の場合はSEVIS I-901手数料(SEVIS=アメリカが留学生の在籍状況を管理するシステム。その登録料のこと)が$350(約5.5万円)、ビザ申請料が$185(約2.9万円)で、合計$535(約8.4万円)。ここに写真代や書類の準備費が別途かかります。つまり6,300円と8.4万円のどちらになるかは、申し込むコースの週あたりの授業時間で決まるということです。フルタイムに近い語学コースは週18時間を超えることが多いので、1ヶ月の留学でもF-1が必要になるケースがあります。日数だけで判断せず、申込前に学校側へコースの週あたり授業時間とESTAでの受け入れ可否を確認してください。なお金額は2026年8月上旬時点の目安で、1米ドル≒157円で換算しています。
1週間や2週間の短期留学ならアメリカとフィリピンのどちらが現実的ですか?
結論、フィリピンです。理由は費用の構造にあります。アメリカはビザ関連費と航空券という渡航前に確定する固定費が大きく、この2つは滞在が1週間でも1ヶ月でも同じ額かかります。1〜2週間ならアメリカでもESTAで足りる場合が多いので、ビザ関連費は6,300円で収まります。効いてくるのは航空券のほうで、夏の繁忙期の往復は30万円超になることもある。滞在を短くしても削れない支出なので、短期にするほど1日あたりの単価が跳ね上がります。一方でフィリピンは、30日以内の滞在ならビザ自体が不要で、必要なのはSSPとSSP E-CARDの範囲。往復航空券もハイシーズン(8〜9月)で8〜10万円、オフシーズンのセールなら3万円台のこともあります。固定費が小さいぶん、短い日数でも計画として成立しやすいということですね。加えてフィリピンは1コマ50分で1日4〜8コマ、マンツーマンが中心なので、短い日数でも話す時間を積みやすい構造になっています。金額はいずれも2026年8月上旬時点の目安です。
アメリカでワーキングホリデーを使って働きながら語学留学はできますか?
できません。日本とアメリカの間には、そもそもワーキングホリデー制度が存在しないからです。ここはオーストラリアやカナダのイメージで誤解されやすいところなので、はっきり書いておきます。よく混同されるのがOPT(専攻分野に関連した職務経験を積むための就労許可のこと)ですが、これは学位課程で学ぶ学生のための制度で、英語研修だけの課程は対象になりません。つまりアメリカで語学留学をする場合、現地で働いて費用を補うという組み立ては基本的にできないということです。資金計画は渡航前に完結させておく必要があります。この点は、1ヶ月の総額50〜70万円に往復航空券とビザ関連費が別途乗ることとあわせて、予算を考えるときに織り込んでおいてください。制度の条件は変わることがあるので、最新の情報は必ず自分で確認してください。
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