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フィリピン留学のデメリット|消せる7つと消えない3つに分けます

監修者 木村太一(留学FACTORY代表)

監修者

木村太一 / 留学FACTORY代表

フィリピンの語学学校へ現地就職。その後、旅系YouTuberとして毎年10カ国を回る。現在は旅系YouTuberの活動と並行して、手数料ゼロの留学エージェント「留学FACTORY」を運営。フィリピン・セブ島を中心に留学をサポート。

悩む留学を考えている社会人のイラスト留学を考えている社会人

『フィリピン留学、調べるほどデメリットばかり出てくる…。日本人が多い、訛りがある、治安が不安。結局やめたほうがいいのかな…』

こういった疑問に答えます。

本記事では、調べるほど出てくるデメリットの多さで足が止まってしまった方に向けて書いています。

先に結論から。

フィリピン留学のデメリットは、行く前の選択で自分に当たる形を変えられるものと、学校を変えても残るものの2種類に分かれます。

そして世の中に並んでいるデメリットは、その大半が前者です。形を変える手があるので、行き先を決める材料にはなりません。効いてくるのは、残るほうの3つだけですね。

今日の学びを1つだけ先に置いておきます。

デメリットは怖がるものではなく、仕分けるものです。消せる7つは行く前に形を変えられます。決め手になるのは消えない3つだけ。

先に立場を書いておきます。僕たちは留学を扱う側なので、放っておくと「それは消せます」と言いたくなる立場にあります。だからこそ、消えないほうを先に読んでもらえるように書きました。

なお、同じ構造をメリットの側から見た記事も別にあります。当ブログのフィリピン留学のメリットという記事です。読み比べると輪郭がはっきりするかなと思います。

では見ていきます。

結論: フィリピン留学のデメリットは、消せる7つと消えない3つに分かれます

結論、デメリットには2種類あります。①行く前の選択で、自分に当たる形を変えられるもの ②どれだけ準備しても残り、備えて付き合うことになるもの、の2つです。

ここでいう「消せる」は、リスクや不都合がゼロになるという意味ではありません。行き先や学校や期間の選び方で、自分に当たる形のほうを変えられる、という意味です。ここを言葉のまま受け取ると話がずれるので、先に定義しておきます。

『いやいや、デメリットはデメリットでしょ』と思いますよね。ただ、判断に使うときの重さがまったく違います。

消せるほうは、国ごとやめる理由になりません。学校を変えるか、準備を1つ足せば形が変わるからです。消せる側を理由に留学そのものを取りやめるのは、いちばんもったいない決め方かなと思います。

一方で消えないほうは、予算を上げても学校を変えても無くなりません。①言語環境 ②気候と衛生とインフラ ③帰国後、の3つです。備えて小さくすることはできますが、無くす対象ではなく付き合う対象になります。

見分け方は1つだけ。「行く前の選択で、自分に当たる形を変えられるか」と自分に聞いてください。変えられるなら消せる側、変えられないなら消えない側です。

つまり判断すべきは「デメリットが多いか少ないか」ではなく、「消えない3つを受け入れられるかどうか」だけ。ここから先は、その仕分けの作業です。

まず仕分けます: 行く前の選択で形を変えられるデメリット7つ

結論、よく挙がるデメリットのうち、次の7つは行く前の選択で形が変わります。ここでは入口だけ置いておくので、自分が引っかかっているものだけ深く追ってください。

①日本人が多い|探すのは日本人が少ない街ではなく時間割

原因は人数そのものではなく、日本語に逃げられる時間がどれだけ残るかです。同じ学校でも、部屋タイプと時間割の組み合わせでこの時間は変わります。

だから探すべきは日本人が少ない街ではなく、自分の時間割のほうです。具体的な組み方は、当ブログのフィリピン留学で日本人が少ない学校の選び方という記事へどうぞ。

②授業がきつい|決めているのはコマ数ではありません

きつさを決めているのはコマ数ではなく、授業の外にどれだけ時間が残るかのほうです。同じコマ数でも、復習と睡眠が残る組み方なら最後まで続きます。

コマ数の決め方は、当ブログのフィリピン留学の8コマはきついのかという記事が判断軸を出しています。

③治安が不安|セブ島留学でも、決まるのは場所より場面です

治安は場所で決まるというより、場面で決まる部分が大きいです。セブ島留学を考えている人がいちばん気にするのがここですね。持ち物から意識が離れたとき、その日に知り合った相手と過ごすとき、夜の移動。この種の場面ごとの備えは、渡航前に用意しておけます。

ただしここは正直に書きます。備えで当たる確率は下げられますが、ゼロにはできません。行き先ごとの最新の情報を確認することは、備えとセットで残ります。

場面別の中身は、当ブログのセブ島の治安の記事にまとめてあります。

④短期は1日あたりが割高|これは構造なので織り込めばOK

航空券のように期間で変わらない費用があるので、期間が短いほど1日あたりの単価は上がります。これは構造なので、短期を選ぶなら織り込んでおけばOKです。

内訳は、当ブログのセブ島留学1週間・2週間の費用という記事へどうぞ。

⑤地方都市は不便|差が出るのは予定が崩れたときだけ

平常時の生活で困ることは、実はほとんどありません。差が出るのは、予定が崩れたときに動かなければいけない手数のほうです。

地方都市に限った話なら、その手数の中身は当ブログのフィリピン地方都市留学のデメリット5つという記事が具体的に扱っています。

⑥1ヶ月では話せるようにならない|先に手に入るものを決める

これは学校の質の問題ではなく、単純に時間の問題です。1ヶ月で現実的に手に入るものを先に決めておけば、期待外れという結果にはなりません。

1ヶ月をどう設計するかは、当ブログのセブ島留学1ヶ月のリアルという記事にあります。

⑦食事・寮・ネット・門限|ここは国ではなく学校ごとの話です

食事が口に合うか、寮のシャワーとWi-Fiがどうか、門限があるか。ここは国の話ではなく、学校ごとの話です。同じセブ島留学でも、学校を1つ変えれば中身がまるごと入れ替わります。

暮らしの実態は、当ブログのフィリピン留学の生活という記事へどうぞ。門限のような生活ルールで学校を絞る手順は、当ブログのセブ島留学の学校の選び方という記事にあります。

以上の7つは、行く前の選択で形が変わります。なので、行くかどうかの判断からはいったん外してください。

ここで注釈を1つ。④と⑥で変わるのは、デメリットそのものではなく「想定とのズレ」のほうです。短期の単価は下がりませんし、1ヶ月が3ヶ月になるわけでもありません。先に知っておけば、行ってから裏切られた気持ちにならない、という種類の話ですね。

7つを深追いしなかったのは、どれも1本の記事になる話だからです。全部を同時に調べようとすると、情報の量に押されて決められなくなります。気になるものを1つ選んで、そこだけ読むのがおすすめですね。

消えないデメリット①: 英語は公用語ですが、母語ではありません

結論、フィリピンの公用語はフィリピノ語と英語ですが、多くの人にとって英語は母語ではありません。だからここは学校選びでは動かない領域です。制度から確認します。

フィリピンの公用語はフィリピノ語と英語の2つで、学校の授業も英語で行われます。だから看板や公的な書類の多くは英語で、学生が英語で困る場面は少ないです。

とはいえ、家庭や地域で日常的に話されているのは、それぞれの地域の言葉です。英語は公用語であって、母語(生まれてから最初に身につける言葉)ではないんですよね。

僕はフィリピンの語学学校へ現地就職して働いていた時期があります。イロイロ(パナイ島)に約2年、生活の拠点として住んでいたこともあります。セブに短期で行く留学生とは条件が違う面もありますが、この項目は外から見た印象ではなく、暮らしの側から書いています。

ここから出てくる意味は2つです。

①講師の多くにとっても、英語は母語ではなく第二言語です。英語を母語とする講師から学ぶこと自体が譲れない条件なら、フィリピンの語学学校では基本的にその条件は満たせません
②教室を出れば全部が英語、という環境ではありません。授業の外で英語を使う時間は、自分で作る側に回ります

そして訛りの話。ここは正直に書きます。フィリピンの講師の英語に訛りがあるかどうか、それが良いか悪いかを、僕たちは評価しません。訛りの良し悪しを判定できる公的な基準を、僕たちは見つけられていないからです。

「訛りがきつい」と言うのも「訛りは気にならない」と言うのも、根拠の無さは同じですよね。実際、聞き取りに時間がかかったという人もいれば、まったく気にならなかったという人もいます。だから、どちらの側にも寄せて書きません。

代わりに行動を置きます。体験レッスンや事前のオンライン面談を用意している学校もあるので、申し込む前に受けられるか聞いてみて、自分の耳で確かめてください。気になるかどうかは人によります。1回聞けば済むことを、他人の感想で決めなくていいかなと思います。

そのとき見るのは2点だけで足ります。①相手の英語が自分にとって聞き取りやすいか ②自分の番でどれくらい言葉が出てくるか。この2つは、感想を100件読んでも分からない種類の情報です。

消えないデメリット②: 雨季と台風と感染症は、行く側が備える話です

結論、気候・衛生・インフラの条件は、学校を変えても消えません。行く側が備える領域です。

まず台風。フィリピンの周辺には平年で年間およそ20個の熱帯低気圧が接近するとされ、ピークはおおむね7月から10月です。台風の時期には、フィリピン全体で欠航が出ることもあります。だから帰国日の翌日に外せない予定を入れない、という一手が効きます。

雨の降り方は地域によって違い、セブとマニラでも同じではありません。多くの地域ではおおむね6月から11月ごろが雨の多い時期ですが、年によっても前後します。一日中降り続くというより、強く降ってやむ日が増えるイメージですね。行き先が決まったら、その都市の降り方を見てください。

生活面での備えは地味です。傘よりも、乾きの早い服とサンダル、それに濡れて困るものを入れる防水の袋。この3つがあると、雨に降られても予定を変えずに済みます。教科書とノートを持ち歩く留学では、ここが効きます。

感染症も避けて通れません。デング熱は年間を通じてフィリピン各地で発生していて、蚊に刺されないことが基本の予防法とされています。長袖・長ズボン、虫よけ、そして室内でも蚊対策をする。地味ですが、これが日常でできる対策です。

口から入る感染症もあります。腸チフス・アメーバ赤痢・A型肝炎といったものは通年あり、とくに雨季に増えるとされています。日常でできる対策はシンプルで、生水と氷を避けて、ミネラルウォーターか煮沸した水を飲むこと。屋台や外食のときも、まずはこの一点です。

そのうえで、渡航前の予防接種が必要かどうかは医療機関で相談してください。何が要るかは行き先・時期・滞在期間・その人の状況で変わるので、記事の側で決められる話ではありません。渡航前の相談窓口があること自体を知らずに出発する人が多いので、ここは書いておきます。

インフラも1つ。フィリピンでは電力の供給が逼迫して、一部の地域で計画停電が実施されることがあります。セブを含む地域でも、時期によっては停電が起きることがあります。停電を個人の側で無くすことはできないので、モバイルバッテリーを1つ荷物に入れておくくらいの構えでちょうどいいかなと思います。

停電で困るのは明かりよりも通信のほうです。自家発電の設備があるかどうかは学校ごとに違うので、気になるなら申し込む前に確認しておくと安心ですね。設備が無い建物では電気が止まるとWi-Fiも止まるので、日本側と時間を約束したオンラインの予定は、留学中はなるべく入れないほうが気が楽になります。

繰り返しですが、この項目は予算でも学校選びでも消えません。費用をかけて消す対象ではなく、持ち物と日程の組み方で受け止める対象です。そう思って準備すると、どれも大ごとではなくなります。

消えないデメリット③: 何もしなければ、帰国した翌日から英語に触れる時間はゼロに戻ります

結論、これがいちばん見落とされるデメリットです。留学は英語に触れる量を一時的に跳ね上げる装置であって、それを維持する装置ではありません。

現地では、授業と生活で1日の大半が英語に触れる時間になります。ところが帰国した翌日、その時間は何もしなければゼロに戻りますよね。留学そのものが持っている、避けようのない性質です。

学習について一般に言われていることを、3つだけ置きます。

①同じ総学習時間なら、詰め込むより間隔をあけて分散させたほうが定着しやすいとされています
②読み返すだけより、自分で思い出そうとする作業(何も見ずに思い出すテスト形式の練習)のほうが定着に効くとされています
③留学の成果には個人差が非常に大きく、期間の長さより「どれだけ使ったか」「どれだけ交流したか」のほうが効くとされています

この3つを並べると、留学という形の性質が見えます。留学は量を一気に稼ぐ形なので、その量をどう保つかは、現地とは別に設計が要ります。

だから帰国後に触れ直す時間を作らないと、せっかく上げた量のほうが先に戻ります。留学の成果は現地で決まりきらず、何もしなければ帰ってからの数ヶ月で目減りしていく前提で組んでください。

そこで効くのが②です。教材を読み返すより、覚えた表現を何も見ずに口から出してみるほうが残ります。1日3分でも成立しますし、通勤の途中でもできます。

『それは欧米に留学しても同じでは』と思いますよね。そのとおりです。ここはフィリピン固有の弱点ではありません。それでも消えない側に入れているのは、学校を変えても期間を延ばしても無くならない、留学という形そのものの性質だからです。

『じゃあ留学しても無駄では』とも思いますよね。そうではありません。③のとおり、効くのは期間の長さではなく、使った量と交流した量のほうです。留学はその量を一気に稼げる場所ですし、帰国後に続ける型を現地で作ることもできます。

帰国後に続ける型を現地で作る話は、当ブログのセブ島留学の1日のスケジュールという記事が放課後の設計として扱っています。この記事は逆に「帰国後に失うもの」の角度で書いているので、両方を並べると立体になるかなと思います。

日本人比率・英語力ランキング・治安レベル|この3つの数字は使いません

結論、デメリットを判断するときに、出どころの弱い数字ほど邪魔になるものはありません。それらしい数字が1つ入るだけで、確かめたつもりになってしまうからです。

数字は強いです。パーセントや順位やレベルの数字が書いてあると、それだけで検証済みの事実に見えます。でも数字の見た目と、その数字の確からしさは別物ですよね。

そこで僕たちは、数字そのものではなく「誰がどうやって数えた数字か」で線を引いています。公的な機関が継続して数えているものと、一企業が自社サービスの利用者から作ったものを、同じ強さでは扱わないということです。この記事で台風の数に触れているのは前者だからで、次の3つを落としたのは後者か、そもそも数えたものが無いからですね。

①日本人比率の数字|記事に書かず、学校に確認してお伝えします

「あの学校は日本人が何%」という比率を、この記事に書くことはしません。語学学校の国籍構成をまとめた公的な統計が見当たらず、記事に載せた時点で古くなるからです。比率は月ごとに動きます。

だからといって、あなたが自分で調べる必要はありません。留学FACTORYは、候補校の最新の国籍比率を学校に確認したうえでお伝えしています。「◯月に入学したい」と時期まで添えて聞けるので、自分が行く月に近い状態で見られます。

むしろ気をつけてほしいのは、学校のホームページに載っている円グラフです。更新が止まったままだったり、1年分をならした平均だったりすることが珍しくありません。悪意ではなく、毎月動く数字に更新が追いつかないだけなんですね。

気になる学校があれば、記事下のLINE無料相談から学校名と入学予定の月を送ってください。こちらで確認します。

②英語力の国際ランキングの順位|国全体の数字ではありません

「フィリピンは英語力が世界で何位」という順位も使いません。この種のランキングは、語学教育の民間企業が自社のオンラインテストの受験者データをもとに作っているものが多く、受験者は自分の意思で受けにきた人に偏るとされています。

つまり国全体を代表する数字として読むには無理があるんですよね。そもそも自分が受ける授業の質は、国の順位ではなく学校と講師で決まります。順位を調べる時間があるなら、体験レッスンを1回受けたほうが早いかなと思います。

③治安の「レベル」の数字|地域ごとに違い、見直されます

治安を数字1つで表すこともしません。日本の公的機関はフィリピンについて、全国一律ではなく地域ごとに異なる注意情報を出していて、その内容は見直されるからです。

だから行き先ごとに、自分で最新の情報を確認するのがいちばん確実です。行き先が決まっているなら、その都市について出ている最新の情報を見る。この一手で足ります。

まとめ: やめたほうがいいかは、消えない3つで決まります|今日やる1つ

今日1つだけ持ち帰るなら、これです。

デメリットは怖がるものではなく、仕分けるものです。消せる7つは行く前に形を変えられます。決め手になるのは消えない3つだけ。

おさらいします。まず、行く前の選択で形を変えられる7つ。

①日本人が多い ②授業がきつい ③治安が不安 ④短期は1日あたりが割高 ⑤地方都市は不便 ⑥1ヶ月では話せるようにならない ⑦食事・寮・ネット・門限

そして、学校を変えても残る3つ。

①英語は公用語であって母語ではない ②雨季・台風・感染症は行く側が備える ③何もしなければ帰国した翌日から英語に触れる時間はゼロに戻る

そして今日やることは1つ。

消えない3つを読み返して、受け入れられないものが1つでもあるかを決めてください。受け入れられそうなら、フィリピンは選択肢として残ります。どれか1つでも無理だと感じたなら、そのときは行き先を変えたほうが目的に合うので、それも早く分かってよかった話ですよね。

そのうえで、消せる7つのうち気になるものを1つだけメモしておくと、次に調べる先が決まります。日本人が気になるなら時間割の話ですし、費用が気になるなら固定費の話です。全部を同時に不安がるより、はるかに早く片づきますよね。

見積もりや学校選びの段階まで来たら、そこからは僕たちに投げてもらって大丈夫です。記事下のLINE無料相談からどうぞ。

留学FACTORYについて

僕たちが運営する留学FACTORYは、エージェント手数料ゼロで留学をサポートしています。

対応しているのはフィリピンを含む12ヶ国。フィリピン、アメリカ、カナダ、オーストラリア、マルタ、イギリス、ニュージーランド、アイルランド、フィジー、インドネシア、南アフリカ、カンボジアです。サポート範囲はカウンセリングから留学中、帰国後まで。海外・留学経験が豊富なカウンセラーが対応します。

「この不安は消せるほうなのか、消えないほうなのか」という仕分けからで大丈夫です。行き先や学校が絞れていない段階のご相談でも構いません。

まずは気軽に、記事下のLINE無料相談からどうぞ。

よくある質問

セブ島留学を含むフィリピン留学のデメリットは何ですか?

フィリピン留学のデメリットは、行く前の選択で自分に当たる形を変えられる7つと、学校を変えても残る3つに分かれます。この2つを分けずに並べてしまうと、判断できなくなります。

形を変えられる7つは、①日本人が多い ②授業がきつい ③治安が不安 ④短期は1日あたりが割高 ⑤地方都市は不便 ⑥1ヶ月では話せるようにならない ⑦食事・寮・ネット・門限、です。行き先や学校や期間の選び方で形が変わるので、行き先を決める材料にはなりません。ただし③のように、備えで当たる確率は下げられてもゼロにはできないものも含みます。

残る3つは、①英語は公用語であって母語ではないこと ②雨季・台風・感染症は行く側が備えること ③何もしなければ帰国した翌日から英語に触れる時間がゼロに戻ること。判断材料になるのはこちらだけですね。

フィリピン留学はやめたほうがいいですか?

やめたほうがいいかどうかは、消えない3つ、つまり①英語が母語ではない環境 ②雨季・台風・感染症への備え ③帰国後に英語に触れる時間が減ること、を受け入れられるかどうかで決まります。デメリットの総数では決まりません。

たとえば「英語を母語とする人から学ぶこと自体が譲れない条件」なら、フィリピンの語学学校では基本的にその条件を満たせないので、行き先を変えたほうが目的に合います。逆に、雨季や停電を持ち物と日程で受け止められて、帰国後に触れ直す時間を自分で作る気があるなら、この3つはどれも決定打にはなりません。

一方で「日本人が多いらしいから」「食事が合わなそうだから」という理由だけでやめるのは早いです。この2つは形を変えられる側なので、学校選びで中身が入れ替わります。

フィリピン人講師の英語は訛りがありますか?

訛りが良いか悪いかを、僕たちは評価しません。訛りの良し悪しを判定できる公的な基準を、僕たちは見つけられていないからです。「訛りがきつい」と言うのも「訛りは気にならない」と言うのも、根拠の無さは同じですよね。実際、聞き取りに時間がかかったという人もいれば、まったく気にならなかったという人もいます。

制度としての事実はこうです。フィリピンの公用語はフィリピノ語と英語の2つで、学校の授業も英語で行われます。ただし英語は公用語であって母語(生まれてから最初に身につける言葉)ではないので、講師の多くにとっても英語は第二言語という位置づけになります。

なので確かめ方は1つ。体験レッスンや事前のオンライン面談を用意している学校もあるので、申し込む前に受けられるか聞いて、自分の耳で確かめてください。気になるかどうかは人によります。

フィリピン留学は雨季を避けたほうがいいですか?

雨季を避けるかどうかより、雨季でも成立する準備をするかどうかのほうが効きます。雨の降り方は地域によって違い、セブとマニラでも同じではありません。多くの地域ではおおむね6月から11月ごろが雨の多い時期ですが、年によっても前後します。

台風は、フィリピンの周辺に平年で年間およそ20個の熱帯低気圧が接近するとされ、ピークはおおむね7月から10月です。台風の時期にはフィリピン全体で欠航が出ることもあるので、帰国日の翌日に外せない予定を入れないのが現実的な備えですね。

衛生面では、デング熱が年間を通じてフィリピン各地で発生していて、蚊に刺されないことが基本の予防法とされています。長袖・長ズボン、虫よけ、室内でも蚊対策。あわせて腸チフス・アメーバ赤痢・A型肝炎といった口から入る感染症は通年あり、とくに雨季に増えるとされているので、生水と氷は避けてミネラルウォーターか煮沸した水を飲んでください。そのうえで、渡航前の予防接種が必要かどうかは医療機関で相談してください。何が要るかは行き先・時期・滞在期間・その人の状況で変わります。

フィリピン留学から帰国後、英語力は落ちますか?

何もしなければ落ちます。帰国した翌日から、英語に触れる時間はゼロに戻るからです。留学は英語に触れる量を一時的に跳ね上げる装置であって、それを維持する装置ではありません。

一般に、同じ総学習時間なら詰め込むより間隔をあけて分散させたほうが定着しやすいとされています。留学は量を一気に稼ぐ形なので、帰国後に間隔をあけて触れ直す時間を作らないと、上げた量のほうが先に戻ってしまいます。

続け方はシンプルで、教材を読み返すのではなく、覚えた表現を何も見ずに口から出してみること。自分で思い出そうとする作業のほうが定着に効くとされているからです。1日3分でも成立します。留学の成果には個人差が非常に大きく、期間の長さより「どれだけ使ったか」「どれだけ交流したか」のほうが効くとされているので、帰国後も同じ物差しで続けるのが早いですね。

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